星空キャンプ日記

遅ればせながら、今年のGWも家族でキャンプに行ってきた。
休みはカレンダー通りで３泊４日の日程。
どこに行こうかとさんざん悩んだ結果、岐阜県の「アイミックス自然村　南乗鞍オートキャンプ場」に行ってみることにした。

このキャンプ場もビーパル別冊の「ほんとうに気持ちいいキャンプ場１００」のセレクションに入っている。




開田高原から望むマジックアワーの御嶽山

朝、３時半ころに出発する予定が少し遅くなり、４時１０分に家を出た。

カーナビでアイミックス自然村をセットすると東海北陸道から高山市を通る道を選んだが、
この高速道路は途中、一車線の区間が多く、しょっちゅう渋滞していい記憶がないので、
カーナビを無視して中央道の中津川ICで降りて、国道19号線を北上するルートで行くことにした。




国道19号線から見える「中央アルプス」。
たぶん、木曽駒ケ岳などの主峰が連なるあたり。





木曽福島には１１時ころ到着。
こじんまりしたイオンで買い物をする。




開田高原に入ると、ドーンと御嶽山が現れた。
ここからしばらくは、この山を見ながらの気持ちいいドライブコースが続く。
途中、御嶽山を望む絶景スポットで写真を撮り、キャンプ場へ向かった。







　峠を越えて岐阜県に入り、野麦街道へと進む。
最後は街道から別れて、離合も厳しい道を２キロほど走り、
ようやく現地に１３時０３分に到着した。
標高が１５００ｍ近くあるので、空気がひんやりして気持ちいい。
日陰には、けっこう雪が残っている。


　管理棟で受け付けをして、スタッフのお兄さんにサイトへと案内してもらう。
今回は、プライベートスペースAの東側をキープしてくれていたようで、

　　「空いているので、この辺りから適当なところを選んでください」と、

３箇所くらいから自由に選べた。
その中で、芝生広場の北側にあるサイトを選んだ。

　合わせて、キャンプ場の説明を受ける。
ゴミは「カン・ビン・ペットボトル」と「それ以外」。
しかも、午前中にゴミの回収をしてくれるので、サイトの道端に置いておけばいいという
便利なシステム。

チェックアウトは、「後のお客もいないので、夕方まででもどうぞ」、と言われたが、
いや、そんなにいたら、家に着くころには日付が変わってしまうから。。。


　アメドとリビングシェルの設営が終わったら特にやることもなく、
キャンプ初体験となる犬のクリンの散歩を兼ねて、場内の探検に出かけた。



「プライベートスペース Ａ」は、芝生広場から西側のエリア。
どのサイトも木々に囲まれ、隣のサイトとの隔絶感はある。
自分たちは、このエリアの一番東側、Cエリア寄りを選んだ。
広くてフラットで木に囲まれて、なかなかいい場所だった。



「プライベートスペース B」は、カラマツ林に囲まれたエリアだ。
電源に加え、各サイトに小さい流し台が付く。





　地面は土だが、カラマツの落ち葉が薄っすらと覆っていて、
いいクッションになっている。
広さはまちまちだが、タープとテントを張るスペースは十分にある。
ただ、このエリアはサイトの間隔があまりない。
Bエリア内のトイレは、工事現場にあるような簡易なものでスタイルは和式だった。



Ｂエリアのキャンパー。自分たち以外では、唯一のスノーピーカーだった。





「プライベート スペース C」は一番奥にあるエリアで、
木々の間から乗鞍岳が見える（奥にいくほど眺望がいい）。

　サイト間隔は、広いところもあれば、ほとんど隙間のないところもあり、こちらもまちまち。
芝生広場に近い場所のほうが木に囲まれて雰囲気は好きだ。
このエリア内にトイレと炊事棟があるので、サニタリーの便利さではここがいい。



　分かってはいたが、トイレは汲み取りの「ぼっとん和式」。
一応、簡易水洗なので使った紙は水で流せる。

炊事場の水はこの時期かなり冷たいが、お湯が２か所から出るので助かる。

設備については、場内のふんいきがとてもいいだけに、トイレの古さだけが残念。



　ロッジやキャビンは、いろんな形のものが場内に点在している。
管理棟の前は、キャンピングトレーラーが円形に並ぶ。
また、コインシャワーや冷蔵庫乾燥機などもこの辺りにあり、
シャワーは1回２００円で時間制限なし（常識の範囲で）。
洗濯機・冷蔵庫の使用は無料だが、乾燥機は１回２００円。
と、サニタリー系はリーズナブルだ。
２泊目から半額になるキャンプ料金と共に考えると、やはり長期滞在に向くシステムだ。

全サイト電源付きなので、今回、シェルの中ではファンヒーターを使ってみた。
コンパクトだし安全だ。
子供がいるから、モチを焼くとかヤカンをかけておくとかの必要がなければ、これでもいいかも。
キャンプの雰囲気はなくなるが。。。




初日の晩御飯は、毎度のことながら「お鍋」。

食後にみんなで「UNO」をしたが、なかなか決着がつかずに、疲れたゲームになった。
クリンは初めてのオートキャンプだが、寒いからなのか、ケージに入って静かにしてくれている。

夜はさすがに冷え込みがきつく、軽く氷点下に突入。
空には星も出ていたが、撮影もせず、明日のために早目に就寝した。


つづく。。。